2010年3月26日金曜日

旅立つ友と・・・

こんにちわ!ご無沙汰しております。手相ブームの世間とは裏腹に、最近動物占いにハマっている中島が本日のブログを担当します。
ちなみに・・・たぬきです。

ところで、みなさんご存じだったでしょうか?この春、INSPA京都を卒業するフロントスタッフの上田仁と私、中島は幼馴染なのです。
二人は幼少期より、太平の世を作り上げるため、内乱の芽を摘む暗殺集団の一人として「爺(小幡月斎)」に育てられました。里の生き残りを賭けて戦う前に撮った第186班の仲間との写真がこちら
班の数多いなー!!て思った方、北地区の2つ目の筋のどんつきの西山さんとこの班の数も合わせたら班の数軽く2000は下らないですよー・・・
て言うてますけどもねー水色のいかにも水遁の術を使いそうな忍が上田仁です。僕はメガネかけた緑の忍です。メガネを外すとフロリダ州を軽く消し去るぐらいの必殺技を放つことができましたが、基本的には会計担当でした。



はい!本当は2人とも長岡京市出身です。今回は幼馴染である彼を含めた地元の友達7人で行った温泉旅行のお話です。
格安で温泉旅行を提供する湯快リゾートを利用して石川県の山中温泉に行ってきました。ただ何をするわけでもなく、のんびり過ごそうというのが目的です。
夜に飲むお酒を買いに行って、夕食まで時間があったので卓球大会をすることに、

7人の漢たちによる血の雨が降るような激戦の末・・・・

勉強と恋愛以外は卒なくこなす、上田仁が王座に就きました。打倒チャンプを目指して、みなで切磋琢磨していると、
「私もまぜて~。」と、齢70過ぎであろう見知らぬオバアちゃんが来ました。突然のことだったので事情を聞くと

・高校の同窓会で来ている。
・カラオケゾーンに友達がいるが完全に出遅れてしまったため、マイクが回ってきそうにない。
・歌えない。
・かまってほしい。
・どうしてもかまってほしい。

以上の5点が明確になりました。
それならと俺達が一肌脱ごうじゃないか!てことになり、オバアちゃんも混ぜて卓球大会をすることに。
実は、オバアちゃんは学生時代に卓球でブイブイ言わせてたらしく、「半端な実力の小童(こわっぱ)では、話にならへん。」と豪語します。
そこで立ち上がったのが、我らがチャンピオンの上田仁です!!
6人の漢たちは1人の漢に想いと誇りを託します。
全てを背負った王者と経験と記憶の二刀流の猛者の決戦の幕開けです。ルールは5ポイント先取の1本勝負です。
それはすさまじい光景でした。互いに一撃必殺だけを繰り出すノーガードの打ち合いはまさに死闘。
龍と虎が互いの咽元に喰らいついているかのようでした。
両者一歩も譲らない試合は、デュースに次ぐデュースの嵐。記憶の中から蘇るテクニック、身体中から発せられる殺気でチャンプを圧倒していたオバアちゃんでしたが、若さを武器にパワー、センスで対抗したチャンプの卓球はオバアちゃんを上下左右に動かしました。
最後は、足に疲労がきたオバアちゃんをチャンプが圧倒し、ついに死闘に幕が下ろされました。
チャンプの卓球はK-1で例えるなら、ジワジワとローキックで攻めるレイセフォーのような戦い方でした。

実はこの戦いの勝者にはご褒美がありました。敗者が勝者のほっぺにキスすることです。



勝者だけが味わえる喜びにひたるチャンプの写真がこちら・・・


敗者となったオバアちゃんが悔しそうにしていると、カラオケルームからオジイちゃんが現れ「ワシと勝負せぇ!」と、チャンプに申し立ててきました。チャンプとて、そう安々と勝負をするわけにはいきません。
そこでオバアちゃんVSオジイちゃんの、かつての同じ青空のもとで学びあった同級生同士の対決です。もちろん勝者にはキスのご褒美つきで。
白熱した二人の戦いは、まるで学生時代に戻ったかのようにキャピキャピしていました。
結局、どれだけ相手にポイントをとられようが決してサーブ権を譲らなかったオジイちゃんが強引に勝ちをもぎとりました。
オジイちゃんにキスすることをすこぶる嫌がったオバアちゃんでしたが・・・

ご覧の通りです。完全に乙女の顔です。互いに淡い初恋を思い出したんじゃないでしょうか。
別々の男性、女性と結婚して、もう孫までいるそうですが何年経っても昔と同じようにトキめくことが出来る二人のバイタリティーに、高度経済成長を駆け抜けてきた強さを感じ、そして感服し、憧れを抱いた旅でした。
 ■中島■